できるだけシンプルな家にするのがコツです
家造りをする際にコストを抑えたいと考えているなら、シンプルなデザインの家にするように心がけましょう。例えば同じ大きさの建物でも、正方形や長方形の家と複雑な形状のものでは、明らかに前者の方が安くなります。理由は面や角が増えればそれだけ材料が必要なりますし、造る側の手間がかかるため費用が高くなるのです。その他にも一階より二階部分の面積が小さい「部分二階建て」よりも、一階と二階が同じ面積の「総二階建て」の方がコストを下げられます。コーナー処理や材料費が安くすむためで、最終的に必要になる費用が抑えられるのです。それから意外と見逃してしまいがちなのが屋根です。家造りの中でもたくさんの材料が必要になる部分です。ところが片流れと呼ばれる形状にすれば、少ない材料で良い上に、施工も簡単なので安くすむ場合が多いです。
それ以外にも工夫しておくと良い部分
基本的に洋室よりも和室を造る方がコストはかかります。和室の場合は畳などの建具が必要になるためです。しかしどうしても和室が欲しいなら、障子の代わりにブラインドにするといった工夫をしておくと良いでしょう。それから可能であれば、内装や外装はすべて角ばったデザインにするとかなり費用が安くなります。建築業界では曲線のことを「アール」と呼びますが、平面で造るのに比べて三倍の建築費用がかかると言われています。ただしアールがあると部屋の見た目を柔らかな雰囲気にできますから、取り入れるなら見切り材を省くと多少は安く造ることができます。
ローコスト住宅では、土地の仕入れや建材と住宅設備の一括購入に加え、現場への資材搬入前に自社工場で加工するなどして、建築費用を低減しながら品質も確保します。コストパフォーマンスが良く、人気があります。